2019年4月よりGoogle砲ことGoogle Discoverの各種実績がGoogleサーチコンソールのレポートとして確認できるようになりました。
これにより、Google Discover(Google砲)のクリック数だけでなく表示回数およびクリック率といったこれまで見えなかった数値まで丸裸となります。
本記事では、そもそもGoogle Discoverとは何か、およびサーチコンソールではどのように実績を見ることができるのかいったといった内容をご紹介してまいります。
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Google Discover(Google砲)とは?
Google Discoverとは、スマートフォンのGoogleアプリにて、ユーザーの過去検索内容やユーザーの興味に合わせてGoogleより自動的に各種記事がオススメされる機能です。
実際の画面は以下の通りであり、特にAndroidユーザーであれば一度は見かけたことがあるのではないでしょうか。
ここでオススメされる各種記事は常に固定されているわけではなく、ユーザーの興味関心や時間経過に応じて変動します。
例えば、Google検索でふと特定の芸能人Aについて気になりGoogle検索を行うと、以後その芸能人Aに関する通知がGoogle Discoverとしてオススメ通知されやすくなります。
オススメ対象となる記事は芸能人だけに限った内容というわけではなく、商品や地域や趣味やニュース等といったあらゆる記事が対象となります。
筆者はこの機能の精度が非常に高いと感じており、最近ではニュースアプリよりもGoogle Discoverのオススメ記事内容確認を優先的に行うほどです。
サーチコンソールでの実績確認方法
Googleサーチコンソール上から確認できるようになった、前述のGoogle Discoverに関するレポートはどのようなものなのか見ていきましょう。
サマリー画面から確認できる内容
サーチコンソールトップページのサマリー画面より、通常のクリック数とGoogle Discover経由のクリック数を分けて確認することができます。
もちろん、Google Discoverの対象になったことの無いサイトの場合、サーチコンソール画面上にこの通知は出てきません。
上記画像の赤枠部分をクリックするか、画面左側のメニューの中から「Discover]をクリックすることで、以下の詳細確認が可能となります。
Discoerレポートから確認できる内容
「検索パフォーマンス」配下の「Discover」ボタンをクリックすることで、時系列の詳細実績を確認することができます。
Google Discoverの対象URL別に以下の3種類の数値が確認可能です。
- クリック数
- 表示回数
- 平均CTR
表示の中に掲載順位という項目はありません。
当然と言えば当然であり、Google Discoverはユーザーの興味関心に合わせて表示内容が変わるので、そもそも意味のない数値ですよね。
上記キャプチャを見る限り、対象記事の公開と合わせてドカンとクリックや表示が増えていることが分かるかと思います。
ただ、その一度でGoogle Disocverがストップしてしまうわけではなく、長期にわたってじわじわ配信されていることも見て取れます。
これは、各ユーザーの行動によって、特定記事のGoogle Discoverによるオススメ対象となるユーザーが変動するためです。
なお、当方で5つのサーチコンソールアカウントに関するGoogle Discover実績を確認してみたところ、平均CTRは3~12%となっておりました。
ターゲティング設定にもよりますが、バナー広告のクリック率は0.1%前後であるケースもザラなことと比べると、Google DiscoverのCTRはかなり高いと言えます。
サイトによっては一度のGoogle Discoverによるオススメで数万を超えるようなクリックが発生しており、その影響力は驚くべきものがありますね。